個人再生経験者、家を買う

マイホーム購入という夢物語に挑む無謀な日常。

個人再生に至るまでのお話 第1話 ~初めての借金~

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さてこうやってブログを始めるにあたり、まずは私がどうして個人再生をするまで借金をこさえてしまったのかを説明しなければなりません。

如何せん4年半も前の出来事…いや借金を初めてした約15年前の話ですので、うる覚えの部分もありますが、備忘録として綴っていきます。

 

 

お金がないのにパチンコ屋へ

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さては話は約15年ほど前に遡ります。

あの頃、私はとある地方の非常勤職員として勤務していました。

非常勤職員は正規雇用とは給与面で大きな違いがあり

給与は固定、昇給・賞与なし

私の給与は15万円でした。

当時、一人暮らしをしていたため、家賃・光熱費・食費・奨学金の返済・雑費…

諸々含めると、自分の手元に残る金額なんてりません。

毎日、倹約してようやく暮らせるレベルでした。

でも非正規職員ですので、フルタイムで働くわけでもなく、時間は無限にありました。

休みの日は特に何もやることがなく、家でダラダラしていればよかったのですが、私にはあまりよくない趣味がありました。

それはスロットです。

学生時代から、ことあるたびにパチンコ屋に通っており、勝った張ったを楽しむ毎日。

当時はそれでも自分の手持ちが無くなくなっても、仕送りもありましたので生活が困窮することはありませんでした。

でも当時は社会人。もちろん親から仕送りをもらっているわけでもありません。

月にもらっている給与を考えるとギャンブルなんてもってのほか…

でもギャンブルにはまっている人ならこう思うはず。

スロットで勝てば生活に余裕出るんじゃね?

これが破滅への第一歩とも知らずに、当時の私は何とも楽観的な考えでパチンコ屋に足を運んでいました。

 

そんなに人生甘くない。ついに初めての借金を

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ギャンブルなんかどう考えても胴元が勝つ仕組みになっているのは当り前。

でも不思議なことにギャンブル中毒者は自分だけはその法則に当てはまらない、勝ち続けれるんだと分けのわからない思考回路をしています。

当然、私もその一人でした。

勝てば喜んで盛大に遣い、負ければ明日また取り戻せばいいやと破滅的な思考に陥っていました。

でもそんな日々は長く続きません。

とある日、給与日の1週間後にすべてお金を使い果たす事件が起きました。

さすがにこのままでは生活ができないと焦り、一瞬親に仕送りをお願いしようと思いましたが、さすがにギャンブルですべてを失ったとは言えません。

そんな時にふとお気が付いたのは手持ちのクレジットカードです。

カードを作ったときに「キャッシング」なる項目があったことを知っていましたが、一度も使ったことがありませんでした。

その当時のキャッシング枠は30万。

何気ない気持ちでATMでキャッシングの借り入れボタンをポチリ。

おもむろに10万円と入力すると、あっという間に手元にお金が!

こんなに簡単にお金が手にはいるなんてと当時の私は浮かれました。

しかも月の返済はたったの3000円+利息だけ

月3,000円なんて楽勝だな

当時の私は何も考えずに10万円を手にして再びパチンコ屋へと向かうのでした。

 

すでにキャッシングの虜。そして限度額マックスまで借りる

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魔法のカードによる夢のような錬金術に味を占めた私は

毎月、パチンコに行き勝てば少し多めに返済、負けたらキャッシングを繰り返していました。勿論、当時はキャッシング=借金なんて意識はなく。キャッシングできるお金は自分の貯金であるという考えでした。

借金をする人のほとんどがこのような思考に陥るようです。

借りるお金は自分の貯金と思い込み、借りれるだけ借り続ける…。

私もまさにそれでした。

半年間ほどそのような生活を送っていましたが、そんなに世の中甘くはありません。

次第にキャッシング枠が増えてき、気が付くと限度額いっぱいまで借り入れしていました。

30万円のキャッシングですとおそらく当時月1万円+利息の支払いをしていたと思います。

ただでさえ15万円の給与でかつかつに生活をしているはずなのに、ここでさらに月1万円の返済となると、日々困窮していくのは目に見えて分かります。

それでも当時の私は、借金返済のためにギャンブルをし続けるといった究極のダメ人間に成り下がっていました。

ギリギリの生活の中、勝った負けったを繰り返しながら借金を返済し、時にはご飯ともやしだけで生活を乗り切り、グズグズな生活を2年ほど送っていたある日、私に転機が訪れました。

~第2話へつづく~

<借金総額> ・キャッシング1件  30万

  合計   30万円